失業したらやるべきことはいろいろありますが、失業が初めての場合は戸惑ってしまいますよね。そこで、この記事では、失業したらやるべきこと5つをまとめていきます。
失業することが決まっている人、失業になって何をしていいか分からない人は、この記事を参考にして、必要な手続きを済ませるようにしてくださいね。
(トップ画像出典:https://www.pakutaso.com/20200212057post-26022.html)
忘れないようにしよう!失業したら会社からもらう書類
失業したら、税金や保険の手続きをすることになるのですが、手続きには書類が必要となります。書類は自分で作成するものもありますが、辞める会社から貰わなければいけないものもあります。
もらい忘れると手続きをするときに再度会社に問い合わせる必要があり、手間がかかってしまうので、辞める前に必要書類がそろっているか確認しておきましょう。
以下に、退職する時に会社からもらう書類5つを一覧にまとめておくので、確認しておいてくださいね。
- 離職票
- 源泉徴収票
- 健康保険資格喪失証明書
- 年金手帳(会社が持っている場合)
- 雇用保険被保険者証(会社が持っている場合)
次章では、失業したらやるべきことを一覧で紹介していきます。どんな手続きが必要なのか、確認してみてくださいね。
失業したらやるべきことはどんなものがある?
ここでは、失業したらやるべきことを紹介していきます。失業した時にするべき手続きは全部で5つあります。
手続きが必要なのは、保険と税金、そして年金です。手続きをしっかりとしておかないと、財産を差し押さえられてしまうものもあるので、漏れなく行うようにしてくださいね。
次章以降で、それぞれの手続きについて詳しく解説していくので、ここではどんなものがあるのかザっと確認するだけで大丈夫ですよ。
気になるもの、まだ終わっていないものがある人は、そこだけ読んでもらっても構いません。
- 失業保険
- 年金
- 住民税
- 健康保険
- 所得税
失業したらやるべきこと①失業保険
失業保険(雇用保険)では、失業してから再就職するまで期間が空いてしまう人に対して、給付金を出しています。失業して次の仕事が見つかっていない場合は、失業保険の給付を受けるための手続きをしましょう。
失業保険の手続きは住んでいる自治体のハローワークで行います。手続きに必要な書類は以下の通りです。
- 離職票
- 雇用保険被保険者証
- マイナンバーの分かるもの(ICカード・通知カード)
- 本人確認書類(運転免許証など)
上記の書類をそろえて、自分が住んでいる地域のハローワークに行ってください。求職活動をすることなど、給付金を受け取るための条件はいくつかありますが、ハローワークの職員が説明してくれますよ。
また、実際に受給資格を得られたとしても、7日間経ってからでないと給付されないので、失業したらなるべく早めにハローワークへ行くようにしてください。
失業したらやるべきこと②年金
ここでは、年金の手続きについて紹介していきます。失業すると厚生年金の被保険者ではなくなるため、違う年金に切り替える必要があります。
ここでの選択肢は2つあるため、自分の状況に合わせて決めましょう。
特例免除申請をする
失業した時には、年金の特例免除申請を行うことによって、年金が全額免除になります。通常の免除申請では、前年度の所得によって計算されますが、失業時には前年度の所得にかかわらず全額免除となります。
手続きは、自分の住んでいる地域の役所で行います。福祉課(名称は地域によって違う)などの年金を扱っている窓口に、下記の書類をそろえて行ってくださいね。
- 年金手帳
- マイナンバーが分かる書類
- 失業したことが分かる書類
ただ、免除制度を使うと年金を納めないため、将来もらえる年金額は減ります。支払う余裕があるのであれば、次に紹介するように国民年金に加入するようにしてください。
また、免除制度で支払わなかった保険料は、あとから納めなおす(追納する)ことができるので、受け取る年金額を増やしたい人は収入が安定したら追納しましょう。
国民年金に加入する
年金を払う余裕があるのであれば、失業から14日以内に国民年金に加入して保険料を納めるようにしてください。国民年金への加入は、自分が住んでいる地域の役所で行います。
国民年金への加入に必要な書類は以下の通りです。役所の年金を扱っている窓口へ持っていってください。
- 年金手帳
- 本人確認書類
- 退職したことが分かる書類
年金の支払いは日本国民の義務とされています。退職後にしっかりと手続きしなかった場合、財産を差し押さえられてしまうこともあるので、必ず手続きをしてくださいね。
財産の差し押さえは自分の財産だけでなく、連帯保証人や両親、親族の財産も差し押さえられてしまいます。
失業したらやるべきこと③住民税
ここでは、住民税の手続きについて紹介していきます。住民税は会社に勤めていると、給料から天引きされるので特に手続きが必要ないですが、失業した時は自分で支払う必要があります。
自分で住民税を支払う場合には、失業後は支払い方法を振り込みに変える旨を会社に伝えます。会社に伝えなくとも振込用紙は自宅に届きますが、伝えるほうが礼儀的に好ましいです。
振り込み用紙が届いたら、金融機関などで住民税の支払いをしましょう。これで、住民税の手続きは完了です。
ただ、失業する時期によって支払い方法がことなるため、注意してくださいね。失業する時期による支払い方法の違いは以下のようになります。
給料から天引きで支払う方法を「特別徴収」、自分で振り込んで支払う方法を「普通徴収」と呼びます。
6月~12月
6月~12月に失業した時は、失業する翌月分から自分で振り込んで支払う形になります。希望すれば、翌年5月までの住民税を最後の給料から一括で支払うこともできます。
一括での支払いを希望する場合は、事前にその旨を会社に申し出てくださいね。
1月~5月
1月~5月に失業すると、5月までに支払うはずだった住民税を最後の給料から一括で支払うことになります。まとまった出費になるので、注意が必要です。
ただ、最後の給料よりも住民税が多い場合は、自分で支払う方法に切り替えることもできるので、会社に相談するようにしてください。
失業したらやるべきこと④健康保険
ここでは、健康保険の手続きについて紹介していきます。会社に勤めている間は、健康保険料が給料から天引きされていますが、失業したら自分で支払う必要があります。
また、支払う手続きは自分で行わなければいけません。手続きをしないと、保険証がないまま過ごすことになり、その間に事故や病気になってしまうと多額の医療費がかかるので、すぐに手続きしてください。
失業した時の選択肢は、「国民健康保険に入る」「任意継続」「家族の扶養に入る」の3つがあります。
国民健康保険に入る
まず最初に紹介するのが、国民健康保険に入る方法です。会社に勤めている時は、社会保険に加入していますが、失業と同時に国民健康保険に切り替えるのです。
国民健康保険に入る場合は、自分の住んでいる地域の役所に行って手続きをします。手続きの際に必要な書類は以下の通りです。
- 印鑑
- 健康保険資格喪失証明書
- 自分のマイナンバー
- 世帯主のマイナンバー
保険料は前年度の所得によって決められるため、前年度の所得が分かる書類も併せて持っていくと良いでしょう。人によっては、次に紹介する任意継続のほうが保険料が安い場合もあります。
保険料の安さで保険を選びたい場合は、役所の窓口でどちらが安いのか相談してみるといいでしょう。手続きは失業から14日以内に行ってくださいね。
会社が倒産したり会社から解雇されて失業した場合は、国民健康保険が減額になる可能性があります。倒産や解雇によって失業した人は、役所の窓口で相談しましょう。
任意継続
任意継続とは、勤めていた会社の保険(社会保険)に引き続き入ることを言います。
最大で2年間入ることができるので、すぐに就職先が見つからない時や、国民健康保険よりも保険料が安い場合などに利用するといいでしょう。ただ、任意継続をすると新たに社会保険に入らない限り変更ができません。
また、任意継続するには以下の2つの条件を満たしている必要があります。条件を満たしていない場合は、任意継続できませんので、国民健康保険に入るか、家族の扶養に入ってください。
- 失業から20日以内に手続きすること
- 会社の健康保険に2か月以上加入していたこと
任意継続できる条件を満たしていて、任意継続をしたい人は、自分が入っている保険の保険者へ任意継続したい旨を電話等で伝えてください。
必要な書類は保険者によって異なりますが、「申請書」と「被扶養者届」(扶養する家族がいる場合のみ)を提出すれば手続き完了です。保険者の公式サイトで書類をダウンロードできますよ。
例として下記に1つ、健康保険組合の公式サイトのURLを張り付けておきます。
家族の扶養に入る
家族の中で社会保険に入っている人がいる場合は、その人の扶養に入ることで保険に加入できます。ただ、扶養に入るためには、収入状況や同居か別居かなど、細かい条件があります。
まずは、社会保険に入っている家族に「自分を扶養に入れてほしい」ことを伝えて承諾を得ましょう。それから、家族が勤めている会社の経理に相談すれば、扶養に入れるかどうか教えてくれますよ。
会社によってフォーマットが違うため、必要な書類も家族が勤めている会社の経理から教えてもらってください。
基本的には、失業したことが分かる書類やバイトなどをしている場合は収入状況の分かる書類、家族との間柄が分かる書類、マイナンバーなどを提出します。
失業したらやるべきこと⑤所得税
ここでは、所得税の手続きについて紹介していきます。所得税の手続きは、失業後、年内に就職できた場合と、できなかった場合で、手続きが異なります。
年内に就職した場合
年内に就職した場合は、新しい会社で年末調整を行ってもらってください。その際には、以前働いていた会社の源泉徴収票や生命保険などの各種控除証明書などを提出しましょう。
年内に就職しなかった場合
年内に就職しなかった場合や、年内に就職したが年末調整に間に合わなかった場合は、確定申告が必要です。確定申告は自分の住んでいる地域の税務署で行います。必要な書類は以下の通りです。
- 印鑑
- 源泉徴収票
- 各種控除証明書
確定申告をすると払い過ぎた所得税が戻ってくるので、忘れずに手続きするようにしましょう。
失業して生活のお金に困ったときに国から借りられるお金
ここまで、失業したらやるべきことを紹介してきました。税金を支払ったり、年金や保険料を支払ったりと、出費がたくさんあって大変ですよね。
しかし、失業した時に申請をすると無利子で借りられる「総合支援資金」があります。総合支援資金はたとえ失業したとしても自分で申請をしなければ、借りられないので受けたい人は忘れずに申請しましょう。
総合支援資金を借りるには、ハローワークで求職活動していることや、生活に困窮していることなど、条件があります。
手続きには様々な書類が必要ですが、まずは住民票と離職票を持って住んでいる地域の役所に行って、総合支援資金を受けられるのかどうか相談してみてください。
失業してお金に困ってしまったら、高い利子が必要なカードローンなどを利用する前に、国からお金を借りましょう。
転職エージェントを利用して再就職先を探そう
失業時は、失業保険をもらうためにもハローワークで就職先を探しますが、それ以外にも転職エージェントを使う方法もあります。
会社でなにかしらの役職についていた場合は、「ハイクラス転職」という役職についていた人に向けた転職エージェントを利用すると、好条件の職場が見つかりやすいですよ。
この記事がある「Executive Navi」では、ハイクラス転職を扱っている転職エージェントについて解説している記事が多くあるので、参考にしてみてくださいね。
まとめ
失業したらやるべきこと5つについて紹介してきました。失業したときに再就職先が決まっていない場合は、離職票を忘れずにもらうようにしてください。
きちんとした会社でない場合は、何も言わないと離職票を出してくれないこともありますので、事前に申し入れるようにしましょう。
離職票をもらったら、ハローワークにいってまず最初に失業保険の手続きを済ませてしまいましょう。少しでもお金が入ることが分かれば、精神的にも余裕が出てほかの手続きがしやすくなるからです。
失業するとやることがたくさんあって大変ですが、ひとつひとつはそこまで難しいものではないので、ひとつずつこなして漏れなく手続きしてくださいね。
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【格安で依頼可能】退職代行ランキング Top5
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