会社都合退職と自己都合退職。普段はあまり気にならなくても、退職を考え始めると自分ごとになるので、気になりますよね。
「なんとなくは分かるけど詳しくは分からない…」という人も多いでしょう。そこで、この記事では、会社都合退職と自己都合退職の違いやメリットデメリットを紹介していきます。
会社都合退職なのに自己都合退職にされてしまった時の対処法も紹介しているので、参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://www.pakutaso.com/20140928261post-4589.html)
そもそも会社都合退職ってなに?
会社都合退職とは、自分の意志とは関係なく退職せざるを得なくなり、退職することです。たとえば、会社が倒産したり営業不振から解雇されたりした場合は会社都合退職となります。
また、給料や休日などが働き始める前に提示された条件とかけ離れていたり、パワハラが横行していたり、退職を強制されたりした場合も会社都合退職になるケースもあります。
履歴書の経歴欄に書く場合は、「会社都合により」と記載しましょう。
懲戒解雇は自分の意志と関係なく退職することになりますが、自分の過失によるペナルティなので自己都合退職です。間違えやすいので注意してください。
会社都合退職のメリット
ここでは、会社都合退職のメリットを紹介していきます。会社都合退職のメリットは、自己都合退職に比べて失業保険が多くもらえることです。
額が多いのはもちろん、もらえる期間も自己都合退職よりも長いです。また、自己都合退職は失業保険の受け取りまで3か月以上かかるのですが、会社都合退職の場合は7日で受け取りを開始することができます。
自己都合退職の場合は、次の仕事を決めてから退職することが可能ですが、会社都合退職の場合は急に仕事を失ってしまうため、失業保険の手当が多くもらえるようになっているんですよ。
また、健康保険の保険料が軽減されるというメリットもあります。自己都合退職については後ほど解説していきます。
会社都合退職のデメリット
ここでは、会社都合退職のデメリットについて紹介していきます。会社都合退職のデメリットは、再就職の際に面接で退職について質問されることです。
会社都合とはいえ、経営不振になった時にすぐ解雇されてしまう人は業務遂行能力が低い人なので、面接官に「仕事ができない人なのかもしれない」と思われてしまうのです。
そのため、面接で「会社都合退職ってどういう形だったのか?」「会社での成績はどうだったのか?」など突っ込んだ質問をされます。このように、会社都合退職は再就職の際に不利になることがデメリットです。
会社都合退職とよく比較される自己都合退職って?
ここでは、会社都合退職とよく比較される自己都合退職にいて紹介していきます。自己都合退職は、自分の意志で退職した場合を指します。
引っ越しや結婚、出産などを機に退職したり、キャリアアップを目的として退職したりする場合は、自己都合退職です。退職の意志を会社に示すために退職願や退職届を使って退職します。
履歴書に書く場合は、「一身上の都合により」と記載しておけば大丈夫です。
自己都合退職のメリット
自己都合退職のメリットは、再就職の面接で退職理由を深く聞かれる可能性が低いことです。「業務遂行能力に問題があるのではないか?」と思われることがほぼないので面接でも聞かれる可能性が低いのです。
もし万が一、退職理由を聞かれたとしても、引っ越しや結婚などは業務遂行能力とは関係ないので、再就職で不利になることはほとんどありません。
ただ、働いていた期間が極端に短い(1・2か月など)場合や何度も何度も転職を繰り返している場合は、面接で退職理由を聞かれる可能性が高いですし、再就職でハンデとなるので注意が必要です。
自己都合退職のデメリット
ここでは、自己都合退職のデメリットについて紹介していきます。自己都合退職のデメリットは、失業保険でもらえる手当の額が会社都合退職に比べて少ないことです。
また、手当がもらえる期間も短いですし、給付開始までには3か月間の待期期間が設けられています。
貯金がある場合は問題ないですが、貯金がなく、次の就職先が決まっていない状態での自己都合退職は生活が苦しくなるので絶対にやめましょう。
会社都合退職なのに自己都合退職にされてしまったら…
ここでは、会社都合退職なのにもかかわらず、自己都合退職にされてしまった時の対処法を紹介していきます。パワハラを受けていた場合や、退職を強要されていた場合は後から会社都合退職にできる場合もあります。
会社は会社都合退職を出してしまうと、助成金が受け取れなくなってしまうので、基本的に会社都合退職にしたがりません。
会社が応じてくれない場合は、ハローワークや労働基準監督署に行って、会社都合退職なのに自己都合退職にされてしまったことを相談してみてください。認められれば会社都合退職として扱ってくれますよ。
退職を拒否されてしまった場合は…
会社都合退職か自己都合退職かにかかわらず、会社が退職自体を認めてくれないケースもあります。会社から退職を拒否された場合は、労働基準監督署に相談したり退職代行サービスを利用しましょう。
労働基準監督署に相談した場合は、会社に直接指導をしてくれるので退職手続きを進めることができるようになります。
退職代行サービスを利用する場合は、料金が2〜5万円かかりますが、会社の人と関わらずに退職することができるので精神的な負担がなくなりますよ。
労働組合が運営している「SARABA」という退職代行サービス業者であれば、会社と交渉することができるので、会社都合退職にしてくれなさそうな場合でも安心ですよ。
忘れずに行おう!退職後に必要な手続き5つ
ここでは、退職後に必要になってくる手続きを紹介していきます。
退職後は保険や税金の手続きが必要で、退職後7日~14日以内にしなければならないので、退職前に確認しておきましょう。退職後に必要になる手続きは下記の5つです。
- 年金
- 健康保険
- 雇用保険
- 所得税
- 住民税
手続きを忘れてしまうと財産を差し押さえられてしまったり、医療が満足に受けられず生活に支障がでてしまったりするので、忘れずに手続きしてくださいね。
会社都合退職と自己都合退職の違い まとめ
会社都合退職について自己都合退職と比較しながら紹介してきました。
「会社都合退職のほうがメリットがある」というイメージがあるかもしれませんが、会社都合退職にもデメリットはあることが分かったかと思います。
記事の内容を下記にまとめておきますので、再度確認してみてくださいね。
メリット | デメリット | |
会社都合退職 | 失業保険が多くもらえる | 再就職で不利になる |
自己都合退職 | 再就職でも不利にならない | もらえる失業保険が少ない |
偏った理解をしていると実際に会社都合退職して、再就職面接を受けた際に精神的ダメージが大きいので、この記事をきっかけに覚えておきましょう。
記事では、会社都合退職なのに自己都合退職にされてしまった場合や退職自体を拒否されてしまった場合の対処法も触れましたので、トラブルが起きた場合は参考にしてくださいね。
本ページでは「とにかく安い値段で退職代行を使いたい」という方に向けて、数ある退職代行サービスの中から「依頼料の安い退職代行」をランキング形式でご紹介します。
とはいえ、いくら料金が安くても、退職できるとは限らないサービスは使いたくないですよね。
料金の安さはもちろんのこと、最低限しっかりと退職が実現できるだけの「サービスの質」も考慮したランキングとなっています。
「退職のために大きなお金は払いたくない。でも、しっかり退職までサポートしてもらえる退職代行サービスを利用したい」という方は、ぜひここで紹介している退職代行の利用を検討してみてください。
※以下に掲載する料金は全て「税込価格」です。
【格安で依頼可能】退職代行ランキング Top5
【1位】キャリアサンライズ
☆最も安い退職代行サービス
キャリアサンライズは、業界最安値でサービスを提供している退職代行サービスです。
退職代行の相場が3〜5万円なので、「他サービスの約半額」の料金で退職代行を依頼できるということになります。
ただし、この価格は「退職代行」に特化しているからこそできるものであり、残業代や有給に関する交渉などはサポート外となっています。
そのため、特に交渉をする予定はなく、ともかく安い料金で一刻も早く退職したいという方にお勧めのサービスです。
料金 | 15,000円 |
特徴 | ・業界最安値の退職代行サービス ・転職サポートのサービスもあり(別料金 |
返金保証 | あり |
交渉の可否 | 不可 |
こんな人におすすめ | ・とにかく低価格で退職代行を依頼したい人 ・残業代などの交渉は考えていない人 |
【2位】わたしNEXT
☆女性で退職代行の利用を考えている方の第一候補
わたしNEXTは、女性をメインターゲットとした退職代行サービスです。(男性も利用可能。)
日本退職代行協会の特急認定を受けてるほか、退職率100%、顧客満足度98.7%と「安心して任せられる実績」を持つ退職代行となっています。
料金に関しても、パートやアルバイトの方の利用は19,800円と、業界でもかなりリーズナブルです。正社員の利用は少し費用がかかるものの、業界の相場に比べると高いというほどではありません。
女性特有のお悩みに関しても親身に対応してくれるため、女性の方で退職代行の利用を考えている場合の『第一候補』と言えるサービスです。
ただし「有給休暇や残業代などの交渉」には対応していないので、この点だけは注意しましょう。
料金 | ・パート・アルバイト:19,800円 ・正社員:29,800円 |
特徴 | ・創業16年、女性退職代行サービスNo.1 ・顧客満足度98.7% ・完全無料の転職サポートあり ・退職率100% ・JRAA(日本退職代行協会)の特級認定 |
返金保証 | あり |
交渉の可否 | 不可 |
こんな人におすすめ | ・女性の方 ・リーズナブルな料金で手厚いサポートを受けたい方 ・安心して任せられる退職代行をお探しの方 |
【3位】退職のススメ
☆再就職サポートが手厚い上に、「実質0円」で退職可能
退職のススメは、同サービスが提供する再就職サポートを利用して転職に成功した場合、退職代行の料金は全額キャッシュバックされます。
つまり、「実質0円」で退職代行を利用できるのです。
このようなサポートを見ると「適当な会社を斡旋されるのでは?」と心配になる方もいるかもしれません。しかし、再就職サポートを使うと、以降は永久無料で退職代行を依頼できるようになっています。
数ある退職代行サービスの中でも「再就職」へのサポートが手厚いのが特徴です。退職した後のことが不安という方におススメの退職代行と言えるでしょう。
料金 | 25,000円 |
特徴 | ・『実質0円』再就職サポート利用で全額キャッシュバック ・業界No.1!再就職支援実績10,000件以上 ・業界大手の退職代行サービスとしては最安値 ・退職率100% |
返金保証 | あり |
交渉の可否 | 可能 |
こんな人におすすめ | ・退職代行を「無料」で利用したい方 ・退職だけでなく、再就職までサポートして欲しい方 |
【4位】退職代行SARABA
☆交渉が可能な退職代行サービスの最安値
退職代行SARABAは、労働組合が退職代行を行ってくれる退職代行サービスです。
労働組合法によって、企業は労働組合からの交渉を拒むことはできません。そのため、SARABAに依頼すると、退職代行はもちろん、残業代や有給といった「交渉」も行うことができます。
また、相談回数が24時間いつでも無制限に利用できるので、退職に対しての疑問や不安もしっかりフォローしてくれますよ。
退職後の転職サポートも無料で行ってくれるので、次の職場探しまで安心して任せることができます。
退職を考えるにあたってあると嬉しいサポートが揃っている上に、相場より安価に利用できるので、SARABAはコスパの良い退職代行サービスです。
料金 | 25,000円 |
特徴 | ・無料転職サポート付き ・24時間対応、相談回数無制限 ・行政書士監修の退職届がプレゼントされる ・成功率98%の有休消化サポート |
返金保証 | あり |
交渉の可否 | 可能 |
こんな人におすすめ | ・安い料金で交渉ができる退職代行をお探しの方 ・退職後の転職活動が不安な方 ・料金とサービスのコスパが良い退職代行をお探しの方 |
[jin-rank5]【5位】退職代行ニコイチ
☆3万人以上の退職実績(退職数業界No.1)
退職代行ニコイチは、業界No.1の退職数を誇る退職代行サービスの先駆け的存在です。
多くの利用者がいるにもかかわらず、これまで一度もトラブル・クレームがないことからも、いかに誠実に退職代行を行ってくれるかが分かりますね。
その理由の一端は、弁護士が監修していることにあります。退職代行業者の中には「違法」な手続きを行なっている業者もあり、そのような業者に依頼をしてしまうと、退職自体が無効になってしまうケースも。
その点、ニコイチは合法的に退職代行を行なってくれるので、確実に退職をすることができますよ。
ただし、あくまで弁護士が「監修」しているだけであり、弁護士が直接対応してくれるわけではないので、有給や残業代といった交渉は行えません。
交渉は必要ないから、とにかく「絶対確実にトラブルなく退職したい」という方は、ニコイチを利用しましょう。
料金 | 27,000円 |
特徴 | ・3万人以上の退職実績(業界No.1) ・退職率100% ・弁護士監修だから安心安全に退職できる ・無料で退職届のテンプレートをもらえる ・無料の転職サポート付き |
返金保証 | あり |
交渉の可否 | 不可 |
こんな人におすすめ | ・実績があり、信頼できる退職代行を使いたい方 ・他の退職代行サービスを利用して失敗した方 ・「絶対に」トラブルに巻き込まれたくない方 |